小鷹研究室の仕事

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Room Tilt Stick(2020)

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Room Tilt Stickは、極めて稀な錯視症例(ルームチルト錯覚)を参考として、周囲から切り出された自分自身の近傍空間が左右に回転し、重力方向が90度ズレた一人称視点を体験することのできるHMDによるシステムである。具体的には、体験者が壁に向かって傾いた足場の上で壁をスティックで押し込むと、その負荷に応じてVR空間の部屋も回転し90度傾いたところで回転が停止する。これにより、自分で部屋を押して回転させている感覚と、一人称視点に走る重力の向きが変化している感覚が得られるものである。さらに、HMD内で90度回転された部屋の足場を見ながら、現実空間において傾斜角度が徐々に強くなる足場を歩くことで、現実の足場の不安定性が増幅され、実際よりも極めて急峻な斜面の上を歩いている感覚が得られる。

CATEGORIES

HMD, RESEARCH

PROJECT MEMBER

本橋洸佐 森光洋 佐藤優太郎 小鷹研理

YEAR

2020-2021

AWARD

  1. 一次審査通過|XR CREATIVE AWARD 2021 [LINK]

EXHIBITION

  1. 大名古屋電脳博覧会, 名古屋市民ギャラリー矢田, 2021.8.26-30 [EXHIBITION]
  2. 注文の多い「からだの錯覚」の研究室展 名古屋電映博2020,名古屋市青少年文化センター・アートピア, 2020.11.27-29 [EXHIBITION]

PAPER

  1. 本橋洸佐、森光洋、小鷹研理:R, エンタテインメントコンピューティング2021, デモ, 2021.8.30-9.1[PDF]
  2. 今井健人、佐藤優太郎、小鷹研理:グラウンドチルト・ルームチルト混合 VR 環境における垂直認知, 日本認知科学学会第38回大会, オンライン, 2021.9.3-5 [PDF]
  3. Kosa Motohashi, Koyo Mori and Kenri Kodaka:Room Tilt Stick, accepted, Siggraph Aisa 2021 XR program, 2021.12