2025.12|SIGGRAPH Asia 2025(香港)でXR部門の最高賞を受賞!
SIGGRAPH Asia 2025(香港)で、大学院2年・加賀美果歩の修士研究から2つの頭内錯覚デモの発表(XR部門)を行いました。XRは135件の投稿のうち、採択数はわずか26件(採択率19.2%)という超難関。そのうち2件の第一著者が加賀美さんという、快挙。そして、3日間の熱気あふれる展示を経て、なななななんと、XR部門の最高賞である『XR(Extended Reality) Best Demo in Show Award』を受賞しました!受賞したのは、Bulb-in-Hand Initiation(電球イニシエーション)の方です。すごい。
ちなみに、SIGGRAPH AsiaのXR部門で最高賞を受賞するのは、小鷹研としては、実は3年ぶりです(前回は今井くんのXRAYHEAD)。この4年で2回って、冷静に考えるとすごいですね。
PUBLICATION
| 2025.12 | Kaho Kagami & Kenri Kodaka: Bulb-in-Hand Initiation: An Illusory Altered In-Head Sensation via Colored Hemispheres, Audio Panning, and Head Tapping. , ACM SIGGRAPH ASIA 2025, XR, HongKong, Dec. 2025 [DOI] |
| Kaho Kagami & Kenri Kodaka: Percussive Hemispheres: Turning the Head into a Resonating Instrument via Audio-Tactile and Visual Synchrony., ACM SIGGRAPH ASIA 2025, XR, HongKong, Dec. 2025 [DOI] |
MOVIE
3日間の展示がうまくいきすぎて大満足で帰るつもりでしたが、最後に思ってもみないご褒美がありました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/fWf5T999Xm
— 「」kenrikodaka.as (@kenrikodaka) December 18, 2025
XR部門で受賞した「Bulb-in-Hand Initiation」、会期最後に体験した稲見先生の映像がこちら。ここで「定位」と言っているのは、左右の肩(ネックスピーカー)で鳴っているはずの音が、頭の中(の左右)から聞こえる感覚のことを言っています。体験途中でそのことを指摘すると「えっ」と驚く人が多数。 https://t.co/fXEcFdM25w pic.twitter.com/Mx30FhOSkA
— 「」kenrikodaka.as (@kenrikodaka) December 20, 2025
小鷹研、SIGGRAPH AsiaのXRに5年連続で登場です(今年は2つ)。まずはPercussive Hemispheresの紹介。自分の頭内に視覚的に重畳された、左右に分割された半球が叩かれると、打楽器のように音と光を放つXRAY錯覚。心理学的には聴触覚同期による音の定位と頭表面のマテリアルが変容する効果が現れます。 pic.twitter.com/KEjB84bHvb
— 「」kenrikodaka.as (@kenrikodaka) December 17, 2025
SigAsiaのXRに、小鷹研から2つのXR体験を出品しています。こちらは『BULB-IN-HAND INITIATION』の映像。実験者の触れた頭部から、電球の光が、直接に音と共に脳内に流し込まれます。改良に改良を重ねて、今回のSigAsiaで一番いい形で体感してもらえていると思います。ぜひ。 pic.twitter.com/9Gc0T6v0UK
— 「」kenrikodaka.as (@kenrikodaka) December 18, 2025
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